APRS4R を FON2200 で動かす2009/08/02 19:20

今週末は FON2200 に APRS4R をインストールした。具体的な手順は,下記URLが詳しい。ルータの機種が違うが参考になります。

http://www.dimebank.com/cak/k6dbg/k6dbg_igate.html

テスト運用にあたり,シリアルはインチキして未接続のまま。それでも aprs4r 他が動いているのが判ると思う。

root@OpenWrt:~/log/aprs4r# ps
  PID  Uid     VmSize Stat Command
...
  449 root         92 S   /bin/sh /usr/bin/aprs4r_watchdog
  496 root         60 S   /bin/sh /usr/bin/aprs4r /etc/aprs4r/myprofile.yaml
  500 root       7152 R   /usr/bin/ruby /usr/lib/ruby/1.8/aprs4r.rb /etc/aprs4r
 1012 root         60 S   sleep 120

長時間運用して判ったのは,APRS-IS に接続すると動作が次第に モッサリ してくるコト。shell から ps を打ったら応答がなくなった/死んだ... WL500g は主記憶 32MB だけど FON は 半分の 16MB だからシカタガナイ。か

/usr/bin/aprs4r が確保するメモリを 16MB から 気持ち 減らした結果がコレだ。

root@OpenWrt:~/log/aprs4r# free
              total         used         free       shared      buffers
  Mem:        13620        12876          744            0          160
 Swap:            0            0            0
Total:        13620        12876          744

試しに ulimit の引数を半分にしたら,ダメだった。filter を m/500 から m/50 にしたのが効いている感じもする。

そうそう,http インターフェース aprs4r-web は(メモリ不足で)動かない。aprs4r の設定や起動/停止はコマンドラインからやるしかない。残念...

APRS4Rのカスタマイズ2009/08/04 21:50

APRS4R のログファイル:aprs4r.log は /var/log/aprs4r に作成され,受信した局の情報が LOGエントリーとしてログファイルに蓄積されていく。

OpenWRT の場合,/var の実体は tmpfs になっているので,稼働時間が増えるに従いログのファイルサイズが増えて,主記憶を圧迫するみたいだ。

aprs4r.log4r の 61行目 の LOG エントリーを削除して,aprs4r をリスタート。log の増殖を抑制することが出来た。

LOAD が(予想より)高くアベレージで1を超えており,shell の動作にモッサリ感は残るが,無応答というコトはなくなった。

ruby-serialport の方は 残念ながら 進展なし。まずは シリアルコンソールと思って,秋月で ADM3202 を購入したが,組み立てる元気なし...

POLLUX-1 初受信2009/08/06 21:42

本日8時のパスで ANDE-2 POLLUX-1 の受信に成功した。ANDE と同型機なので受信に苦労すると予想してたが,打ち上げから一週間ボウズだとは思わなかった。

周波数は 145.825MHz,軌道要素は 35693 を使用。

POLLUX-1>CQ,TELEM:MEMS 541002 2.58 2.57 2.45 19.668 19.337 17.03 -1.115 -0.336
-0.226 -9.63 -8.37 11.51 22.76 23.

ANDE-2 からのテレメトリは APRS形式ではない ので,SATGATE 出来なかった。残念...

BTW

ISS はデジが ON になっています。

RS0ISS-3>P0PPP0,SGATE,WIDE:'vx l '/]Echocardiography expt today.

mips 版 ruby-serialport2009/08/08 18:56

APRS4R を動かすために,適当にでっち上げた。

debian のサイトから ruby1.8-dev_1.8.7.174-1_mips.deb を取得。deb ファイルから ruby.h 他を抜き出して,作業ディレクトリ/staging_dir_mips/usr/lib/ruby/1.8/mipls-linux にコピーする。

i386 での make を真似て,openWRT用に(ハンド)クロスコンパイルする。

% mips-linux-gcc -c  serialport.c  -I 作業ディレクトリ/staging_dir_mips/\
usr/lib/ruby/1.8/mipls-linux
% mips-linux-gcc -shared -rdynamic -Wl,-export-dynamic -o serialport.so \
serialport.o -L 作業ディレクトリ/staging_dir_mips/lib -lm -ldl  -lcrypt -lc

libruby は ipk ファイルから抜き出して 作業ディレクトリ/staging_dir/usr/lib にコピーしたが, ld: cannot find -lruby とのことで,指定しなかった (^^;

(適当に出来上がった) serialport.so を scp で FON2200 にコピーして,APRS4R を動かしたが,問題なく 動作している... テスト運用はもう暫く延長。

仙台・盛岡 移動の結果2009/08/13 22:04

8/10-12日と仙台・盛岡に家族で旅行した。もちろん VX-8 を持って。

移動は新幹線。那須塩原駅を過ぎて北上すると 144.64MHz でパケットが聞こえなくなるので(APRS 勢力図に従って) 144.66MHz に QSY する。

福島辺りからパケットが聞こえてくる。

仙台は賑やかでパケット長が長~い。パケットの多くは IGATE 経由の他エリアからの信号で,なんか新鮮。デジに成功したのは仙台駅の周辺だけ。同じ市内だが作並温泉まで行くと,全く聞こえず。宮城峡だからシカタガナイか。

盛岡は静かで,聞こえるのは1局のみ。デジが成功したのは駅前のホテルだけ。市内を歩きながら QRV するが空振り,デジに届く可能性が高い?場所:城跡の本丸から QRV しても空振り(IGATE はされていた)。IGATE よりデジの方が有り難い(私見)。

他エリアの状況は XASTIR の画面だけからでは分からない!高速移動中の信号をデジ/ IGATE してくれた各局 TKS でした。