TUBIN2021/11/06 11:37

Binar-1の次は,TUBINのデコードにトライした。今回は自分で受信した過去データを使用!している。

デコードにはgr-satellitesを使うのだが,Mobitexプロコトルのデコーダが古くて,GNU Radio 3.8系列が必要。TUBINは9k6で送信中なので,TUBIN.ymlは4k8→9k6に修正すること。

***********************************
* MESSAGE DEBUG PRINT PDU VERBOSE *
((transmitter . 9k6 FSK downlink) . 1)
pdu_length = 520
contents = 
0000: 3b f0 3b 81 7a 73 8e fb 52 9e cc 5a 04 db fa b4 
...
0200: 25 1a aa ff ff ff 0f bb 
***********************************

本日の衛星: CAS-4B, RS-44, CAS-4Aで交信。

一時ディレクトリのクリーニング2021/11/09 10:11

定期的にクリーニングしていると思ってたが,systemd-tmpfilesコマンドで設定を確認したら下記の通りで,指定した日数後に削除する設定に変更した。

% /usr/bin/systemd-tmpfiles --cat-config
... 
# /usr/lib/tmpfiles.d/fs-tmp.conf
q /tmp 1777 root root -

# /usr/lib/tmpfiles.d/fs-var-tmp.conf
d /var/tmp 1777 root root -

logwatchからsystemdに関する報告メールが 下記の通り 届いてたので,ノーマークだった。

systemd-tmpfiles-clean.service: Succeeded.: 1 Time(s)

追記: FredyさんからTeikyoSat-4の受信予約が入った。SatNOGSでは受信報告がチラホラあり。

SatNOGS GS #8 auto-scheduler2021/11/11 20:52

毎日のルーチンになっていたSatNOGSでの受信予約の作業をauto-schedulerで自動化してみた。予約実行をコマンドラインから確認したが,python-satellitetleの追加インストールは不要!だった。予約はcrontab化したが,予約を"衛星AOSの数分前まで"実行する必要があって,スケジュール期間は"crontabの実行間隔+α"に設定すると良い。

このスケジューラでは,録音受信を開始/停止する"方位角の範囲/仰角"をオプションで指定できるので有り難い。当局は3方向に壁があるので,可視領域に入るパスを目視で選択するのが大変だったので,これからは楽になる。

追跡する衛星の設定は,試行錯誤中。README.mdに従って作業したら,謎のスクリプトにより衛星(13個)が選出されたが,(自局では)デコードに難ある衛星:AAUSAT-4/XW-2B/CAS-4Aと,停波した衛星:AO-85が含まれていたので,まず削除。その他の興味ある衛星は,/tmp/cache/transmitters_<station_id>.txtから "NORAD ID"と"送信機のUUID"(SatNOGS DBのTransmittersに説明あり)から選別して追加した。

ここ数日はZ-Sat他を追っかけ・手動でスケジューリングしてたが,auto-schedulerは先行予約を優先して時間帯を調整と素晴らしい!です。

本日の衛星: Z-Satを受信。

PowerMate2021/11/15 19:59

ダイアル型入力デバイス: Griffin社のPowerMateを使うべく,Linuxマシンにpowermate-linuxなるドライバをインストールしてみた。

このデバイスは,SDRの周波数をVFOダイヤル風に操作すべく購入したのだが,受信周波数は軌道計算ソフトが自動制御と出番なく,眠っていた。

定番のボリューム制御に代えて,スクロールUp/Down制御してみたが,マウスホイールがあるので,使うことは無いな 😅

いまはワークスペースの切り替えに使っている。が,いつまで続くかな。

本日の衛星: KOSEN-1を受信。

RTLSDRのPPM補正2021/11/19 19:26

RTLSDRのPPM補正するのに,LTE基地局の電波(758〜803MHz)を使うCellSearchwikiで知った。 周波数基準として使うなら,許容偏差がより厳しいプロ局の方が(アマチュア局より)良さげ。

Linux機でbuildして動かすと,LTEダウンリンクを掴んで"CrystalCorrectionFactor"が計算された。

$ ./CellSearch --freq-start 778e6 --freq-end 778e6
LTE CellSearch v1.0.0 (release) beginning
  Search frequency: 778 MHz
  PPM: 120
  correction: 1
Found Rafael Micro R820T tuner
[R82XX] PLL not locked!
Examining center frequency 778 MHz ...
Allocating 15 zero-copy buffers
  Detected a cell!
    cell ID: 120
    RX power level: -11.9238 dB
    residual frequency offset: 513.878 Hz
Detected the following cells:
A: #antenna ports C: CP type ; P: PHICH duration ; PR: PHICH resource type
CID A      fc   foff RXPWR C nRB P  PR CrystalCorrectionFactor
120 2    778M   514h -11.9 N  50 N one 1.0000006605115403513

PPM補正値を計算すると,-0.66PPM!となり,RTLSDV v3の "<1 PPM TCXO" に偽りなし!!な感じ.だった。

$ python
>>> 1e6*(1-1.0000006605115403513)
-0.660511540351294

rtl_testで得た補正値は-1と近いけど,試行により値がバラついた。CellSearchでは安定した値が得られている。

本日の衛星: Z-Satの9k6がデコードできない。