CAS-5A カメラ画像2023/03/03 20:45

JE9PEL/JR6局のブログを見て,CAS-5Aのカメラ画像(撮影済)のダウンロードにトライしてみた。

JPEG画像の番号をDTMF信号にて指定する必要があるそうで, GMSKビーコンにてCamera 1〜3のphoto counterを調べておいたので,#1以外を指定してみた。

本日の午後パスにてIC-9700のDTMFメモリからコマンドを送ったが,JE1CVL局のコマンドが通ったようで,CAS-5A-Images-Decoderで録音データを処理したら,指定とは違う画像だった。しかも,JPEGヘッダが取得できなかったし,フレーム#253から歯抜けで取れて,絵にならなかった。

$ python3 TCP-CAS-5A_Decoder.py -p 8100 --ip localhost 
CAS-5A (FO-118) Images decoder by Egor UB1QBJ
Connected to 127.0.0.1:8100

RX Mode: Bad! Synchronization code not received! | Total frames: 664 | Frame number: 253 | Total frames loss: 253 | Frame length: 256 
RX Mode: Bad! Synchronization code not received! | Total frames: 664 | Frame number: 259 | Total frames loss: 259 | Frame length: 256 
...
Telemetry frame! Skip...  
...

それからCAS-5Aの運用モードは,CWビーコンを解析すると Beacon on + AX.25 telemetry + V/U linear transponder + H/U linear transponder なのだが,PDFマニュアルによると H/T linear transponder is not valid in CAS-5A だそうだ。

続・CAS-5A カメラ画像2023/03/10 21:02

解析したCAS-5Aのカメラ画像

CAS-5Aはビーコン停波中なので,SP7THR局のデータ(Image #27)を処理してみた。

ウォーターフォール画像を見ると,ビーコンからカメラ画像に切り替わるのが分かったので期待大だったが, 録音データをdirewolfに食わせ,KISSファイルをnetcatを使って作成して,SA2KNG局のcas5a_simple.pyで画像化したら,FF D8(SOI)は取れたが,シーケンス#2が欠落・JPEGヘッダに異常が発生して,残念な結果になった。

カメラ画像の取得は,紫丁香1号でトライしたが,殆ど絵にならなかった!と,苦い思い出あり。

しかし,CAS-5Aでは,同じ画像を繰り返し受信すれば絵になる可能性がある!ことがJE9PEL/JR6さんの情報で分かったので,もう少し頑張ってみることにする。

CAS-5A カメラ画像 272023/03/13 14:38

CAS-5A カメラ画像

CAS-5Aは,ビーコン送信が・また・ストップした。

Grafanaを見ているが復旧の気配がないので,カメラ画像の復元練習としてSatNOGSデータを使ってみた。そもそも,前回トライした#27の画像データは全部で938!フレームと,自力で集めるには無理があった(JO-97の画像データのコンプリートに,何日もかかったことを思い出した)。

SatNOGSにアップロードされたデータのダウンロードは,SatNOGSにID取得して参加している局なら誰でもリクエストが可能だ。 そのファイルの中身は,(下記の通り)タイムスタンプとHEXファイル(UNIX系の改行コード)なので, Scottさん手順で,KISSファイルからHEXファイル化する箇所をスルーできる。

...
2023-03-06 00:34:12|86A240404040608682A66A82406103F00303AA0001010017010E033113081B07...
2023-03-06 00:34:12|86A240404040608682A66A82406103F00303AA0002010017010E033113081B07...
...

が,ダウンロードしたファイルには複数のイメージ番号が混在してたので, イメージ番号を指定しシーケンス番号1からgrepするシェルスクリプトを書いたら, テキスト・エディタで欠落箇所を目で探してコピペするより,かなり楽になった。

HEXファイルがシーケンス番号から始まるようCUTしてから,下記コマンドにて画像化したら,欠落は最終行に僅か5個だった。

$ cut -c 27- cas-5a_27-combo.txt > 27-combo-less-27.txt
$ tr -d '\n' < 27-combo-less-27.txt > 27-combo-one-line.txt
$ cat 27-combo-one-line.txt | xxd -r -p > 27-combo.jpg

続・GPU機械学習環境の構築2023/03/26 09:13

ディープラーニングを使ったモールス信号の解読に向けたGPU環境構築の続き。

開発者と同じGPUメモリ4GBな環境を準備するには, 最低限でもPASCAL世代の(中古)ビデオカードを購入することになるが, いま使っているSFFなPCだと電源容量が足りない。 ネットを調べると動作レポートもあるが腰が引ける。

なので,別環境:Jetson Nanoを菱洋エレクトロから購入した。 コア数が128に減るけど,RNNのモデルサイズが小さいので,Maxwell世代のNanoでも学習できるのでは!?と期待して。

が,GPUを使うとtoo many resources requested for launchなランタイム・エラーとなる。 ググるとパッチがあるのだが 適用済のバイナリ,自分でビルドし直してもカイゼンせず。むー

本日の衛星: XW-2A, CAS-4B, FO-118, RS-44で交信。