Jetson NanoでArmbianを試す2025/04/30 21:20

Jetson nano(開発者キットB01)は、QengineeringさんのJetson-Nano-Ubuntu-20-image(Focal)を使用してきたが、 黄金週間なので、Armbian(Jammy)をインストールして延命処置した。

ネットにはインストール記事がイロイロあったが、Armbianのフォーラム情報が役に立った。 ubootのブートローダを最新化(32.7.4)するのがポイント!と書いてあったが、 うちのシステムだと32.6.1とバージョンが古かったので、 Jetson Linux R32.7.6をインストールし直して、指定されたリポジトリからパッケージをインストールすることで、32.7.6にバージョンアップできた。

OSイメージは、フォーラムで動作報告(ネットワーク接続のみでHDMI出力なし)がある "Armbian_23.8.1_Jetson-nano_jammy_current_6.1.50_minimal"をマイクロSDカードに焼いた。

Jetsonを起動後、鯖のDHCPサーバにてJetsonに割り当てたIPアドレスを確認して、 リモートマシンからユーザー:rootでSSH接続したところ、あっさり繋がった。

初回のログインで、rootのパスワードを変更⇛ユーザ作成⇛locale設定。 お約束のパッケージを最新化した後のログイン画面は、こんな感じ。

    _             _    _           
   /_\  _ _ _ __ | |__(_)__ _ _ _  
  / _ \| '_| '  \| '_ \ / _` | ' \ 
 /_/ \_\_| |_|_|_|_.__/_\__,_|_||_|
                                   
 v25.2.3 for Jetson Nano running Armbian Linux 6.1.50-current-media

 Packages:     Ubuntu stable (jammy), possible distro upgrade (noble)
 Support:      DIY (community maintained)
 ...

今後はヘッドレスなサーバとして使っていくことになると思う。 気づいた点をメモとして残しておく。

  • シリアルコンソールは使えなかった/出力なし。
  • 各種設定はarmbian-configを使うのが定石っぽいが、minimal版なので追加インストールが必要だった。
  • 無線LANはarmbian-configだとcommand failedとなって設定できないので、nmtuiを使って設定するのが吉。
  • CPUファンは現時点では制御できない/止まったまま。CPU温度は無負荷だと30℃くらい(armbianmonitor -m情報)。

本日の衛星: MO-122, RS-44で交信。