SDR++のrigctl_server ― 2023/08/05 16:01
SDR++ v1.1.0で アマチュア衛星を受信する際に、miscモジュールの「Rigctl Server」を利用すると、軌道計算ソフト:gpredictなどから周波数制御できるようになる。 添付ファイルは、LEDSATのビーコンを受信周波数を固定してモニタしている様子。ただしrigctlサーバにはlocalhostしか指定できないようだ。
このとき Pi2のSDR++サーバに、Win10のSDR++からリモート接続している。 Pi2ではSDR:Caribouliteを接続しており、音声再生は、クライアント側でSDR++ ServerのSample typeを「Int8」にすると安定:途切れなくなる。 ちなみに、Pi2のCPU負荷は、sdrppが約70%,smi-readerが約20%〜だった。
蛇足になるが、Caribouliteは couldn't open smi driver file '/dev/smi' (Cannot allocate memory) なるエラーがたまに発生する。再起動すれば解消するので、深堀せず。再起動時には smi_stream_dev.ko のinsmodが必要だが、気にしない。
本日の衛星: RS-44で交信。
CaribouLite #6 ― 2023/07/30 09:32
satnogs-client & SDR:Caribouliteで受信信号がカスカスになる件、最新ドライバでも解消せず。
Caribouliteの動作報告はSDR++の事例が多いので、64bit OSで環境構築したら、satnogs-clientでも使っているSoapySDRのドライバでサクッと動いた。添付画像はFM放送を受信中のスクショだが、アマチュアバンド:2mでもQSOがモニタできた(バッドノウハウだが、sample rateとbandwidthを2MHzに設定して、Invert IQにチェックが必要)。
SDR++とCaribouliteとの通信に問題なし。SDR++を繰り返し起動したがCaribouliteを認識するし、受信中にTimeoutの発生なし。Timeoutは受信停止時に発生するが、受信再開できるのでトラブルでは無さゲ。
caribou_smi_read -> Timeout [INFO] Leaving Reader Thread [INFO] SoapyModule 'SoapySDR Source': Stop! [INFO] Exiting successfully
本日の衛星: RS-44, LEDSATで交信。
openSUSE 15.5をインストール ― 2023/07/09 13:44
暑くなってきたので、Linuxサーバの省エネ化としてN100なマシン(Beelink EQ12)を¥32,980円で購入した。
結果としてクリーンインストールとなり、Wiki他の引っ越しに日数がかかった。それから、この際なのでライブラリやソフトの断捨離もした。
N100の性能は悪くない。BogoMIPS値は6385.08⇛1612.80と大幅に下がったが、普段使い(GqrxやQSSTVの利用)にはストレスは感じない。その処理をPi4で実行するとイラッとするので、良い買い物だったと思う。
筐体は熱くなる。CPU温度は定常的に50℃近傍で、センサービューワーはほぼ赤い。高負荷(volk_profileの実行)時でも66℃と冷却能力はありそうなのだが冷えない。
CaribouLite #5 ― 2023/06/10 20:43
SDR: CaribouLiteのドライバが今週も更新!されたので,最新版を試してみた。install時のログ(抜粋)は下記の通りで,UDEV対応などの大きな改修があったようだ。config.txtを修正したら,sudo問題はRaspberry Pi OS Lite(64bit版)では解消した。
Installation started... [ 1 ] Updating kernel headers and needed software [ 2 ] Compiling module [ 3 ] Installing into '/lib/modules/6.1.21-v8+/kernel/drivers/char/broadcom' [ 4 ] Updating 'depmod' [ 5 ] Blacklisting original bcm2835_smi_dev module [ 6 ] Adding systemd configuration [ 7 ] Adding modprobe configuration 6, 2, 3 [ 8 ] Adding UDEV rules [ 6 ] Environmental Settings... 1. SPI configuration... OK :) 2. ARM I2C Configuration... OK :) 3. I2C-VC Configuration... OK :) 4. SPI1-3CS Configuration... Warning To communicate with CaribouLite Modem, FPGA, etc, SPI1 (AUX) with 3CS needs to be to be enabled Please add the following to the /boot/config.txt file: 'dtoverlay=spi1-3cs' [ 7 ] Installation errors occured.
Raspbian SatNOGS Image(32bit版)ではSoapySDRUtilが couldn't open smi driver file で失敗するので,バニラRaspberry Pi OSに自分的な本命アプリsatnogs-clientをインストールして,ユーザ:satnogsをi2c,spi,gpio,kmemグループに追加したら,SoapySDRのCaribouliteドライバで連続観測できるようになった。
しかし,信号の強いNOAAを受信してもウォータフォールがカスカスで?!だ。ログを見ると観測開始時点のSMI reading operation failed が解消しており,もうちょっとかも。
本日の衛星: RS-44で交信。
CaribouLite #4 ― 2023/06/03 13:53
ドライバの開発に進展があったのでリトライしてみたが,Caribouliteが見付からなくなった。
$ sudo SoapySDRUtil --find ###################################################### ## Soapy SDR -- the SDR abstraction library ## ###################################################### [INFO] SoapyCaribouliteSession, sessionCount: 0 ... I FPGA caribou_fpga_init@caribou_fpga.c:124 Initializing io_utils_spi E IO_UTILS_SPI io_utils_spi_add_chip@io_utils_spi.c:433 spi_init function failed with code -1, (SPI_ERR_OPEN) ... W IO_UTILS_SPI io_utils_spi_transmit@io_utils_spi.c:605 generic function transfer not implemented 💦 ... [ERROR] cariboulite_init_driver() failed
meexmachinaさんによるとI'm currently trying to eliminate the SUDO part altogether.とのことで,ログにも出力されている通り・未完・な感じ。
satnogs-clientはSoapySDRServer経由での接続に難があるので,SUDO問題の解決に期待してます!
本日の衛星: RS-44, JO-97で交信。
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