SDR-Radio v2.1 で自動録音2014/02/13 21:48

SDR-Radio 設定画面

SDR-Radio v1.5で愛用している機能:タイマー録音,衛星切り替え時の自動QSYは,最新版のv2.1では 残念ながら 実装されていない。

FCD Pro+はSDR-Raido v1.5では動作しないので,最近はv2.1を使う機会が増えた。

使っていると発見がイロイロある。衛星の AOS〜LOSまで間 現在の周波数を自動録音する機能が実装されていた。周波数メモリ機能と組み合わせれば,v1.5から移行できそう。(添付画像は録音の設定画面:Satellite racking Options->Recording->Data(IQ)のEnableをチェック)

今日はDelfi-n3Xtの留守録を仕掛けて出社。帰宅後にデコードしたら,8フレーム・ゲットできた。

picfall.exe2014/02/15 20:07

PICFALL

PY4ZBZ局作のソフト: picfall.exe をFO-29 19時のパスで試す。

http://www.qsl.net/py4zbz/tutsstv14.htm

ウォーターフォール画面に絵を描くためのソフトで,私は添付画像の通り コールサイン を描いてみた。文字が太くなるように 8×8ドットの美咲フォント を使ったが,ドットサイズより太字フォントの方がベターだったかも。

picfall.exe の出力は WAVファイルだ。帯域は 約3kHz で,SDRソフトで観るには ズームしないと FMのQRMっぽく 見えて,コールサインが読めない。むむっ...

設定を もう少し 調整してから AO-73 にデビューだ。SDRで受信している可能性が高い衛星 #1 で,目撃者が多いだろうから。

hamlib2014/02/17 21:30

無線機の周波数制御の自作スクリプト,ruby-serialportを使ってCI-Vコマンドで叩いている。

無線機をメーカ固有のコマンドで叩く箇所はhamlib(+rigctld)に任せて,hamlibのコマンドを使うのがベータと判断して,スクリプトを書き換えた。

hamlibのコマンド体系はシンプル。サンプルスクリプトはお約束でperl (^^; だったが,rubyでも簡単にプログラムできた。

但し VFOの切り替えに悩む。良く調べると実装されているコマンドは機種により違うようだ。IC-910だと以下のような状況になっている。

http://hamlib.sourceforge.net/sup-info/support/model344.txt

メインとサブの切り替えは,以下のコマンドを送ればOKだった。rigctlを起動してhamlibのコマンドを対話的に実行して確認した。

V Main
RPRT 0
F 145825000
RPRT 0
V Sub
RPRT 0
F 437505000
RPRT 0

スクリプトは連休中に書けた。順調に連続運転中 (^^)v

APRStt #22014/02/19 22:00

最近は APRStt の実験をやっている。

オブジェクトの生成 の次の段階として,ステータス/受信周波数など付加情報の送信を試すが,つまづく。

VX-8のDTMFメモリーは,自分のコールサインを入力したら ほぼ満杯 になった。ステータスは+3文字なのだが,もう入らない。

APRSttの仕様では,コールサインを1度送信したら,2度目以降の送信ではサフィックスだけ送ればOK。私のコールサイン(JH4XSY-7)だと、こうなる。

フルコールサイン: 5A459B7D9C7
サフィックスのみ: 9797

蛇足になるが,Soundcard TNC: direwolf には,テキストからDMTFの生成を支援するツール text2tt が付属しており,フルコールサインの生成は簡単だ。

サフィックス+ステータス で やっと DTMFメモリー に入る。VX-8(フルコールサイン:1回送信→ステータス+サフィックス:1回送信)→APRStt gateway→APRS クライアントで,生成されたAPRSttオブジェクトに ステータスがコメントとして付与されていることを確認した。

fcdec #12014/02/22 13:37

grcで見た本日11時のAO-73

AO-73のテレメトリー・デコード環境を Windows から Linux へ移行中。OZ9AEC局作の fcdec を試している。 

https://github.com/csete/fcdec

処理は soxでraw形式で録音→バンドパス・フィルター→デコード→warehouseにアップロード と進む。各処理はCUIツール!で提供されている。

同梱?されている FCDの設定ツール:fcdctl をコンパイルするが,また undefined reference to `libusb_handle_events_completed' が出た。fcdctl を VirtualBoxで飼っているopenSUSE 12.3 で動作確認したら,fcdctlの前身:qthid v3.2で代用できそうと判った。

decoderのreadme.txt によると best performance is achieved if the signal is 15-20 kHz above the center とのことで,受信周波数を 145.925MHz にセットして,本日11時のパスを録音した。付属の fcd_replay.grc で再生すると AO-73 のビーコンがセンター+10kHzアタリに確認できた(添付画像)。

decoderを通すと,以下の 出力が得られた。ドップラーシフトを補正していないが13フレーム・デコードすることが出来た。

追記:filterコマンドの gオプション の値を調整することで,デコード数が 13→16 に増えた。

% filter < sample.raw | decode
processing took: 1942 usecs, centreBin=742
Sum=45, Phase=0.000223
Attempting FECDecode
RS byte corrections: FAIL FAIL  Channel symbol errors: 2464 (47.4%)
FECDecode FAIL
...
processing took: 3073 usecs, centreBin=741
Sum=63, Phase=0.000744
Attempting FECDecode
RS byte corrections:  8   8   Channel symbol errors: 303 (5.83%)
00: 84 10 B4 10 A9 10 66 01 29 20 64 00 D7 02 D1 00 
10: 00 01 00 01 00 00 00 05 01 0B 3C E9 02 FA BD 2F 
20: 6B CF 34 22 F3 BA 2B 4E 02 63 21 75 4E 2B AC 8A 
30: 4A 5F 01 07 63 3A 3F E4 33 20 5A 00 DB 90 38 70 
40: 8A 67 F2 AA 68 9A 72 97 0F 75 10 0C 0F 9C 01 1B 
50: 20 5A 00 D2 8F 38 B3 92 F8 48 A5 69 DA B2 8D 11 
60: 08 10 EC 10 F7 01 39 20 64 00 E0 89 E8 BC 94 D8 
70: 6B A5 AA 6A 46 A3 11 3A 11 1E 11 1E 01 31 20 64 
80: 00 DB 91 C8 89 89 47 F9 AA A8 DA 7E A1 10 8D 10 
90: E1 11 0D 01 19 20 5A 00 DB 93 A8 C6 91 88 4A A8 
A0: A9 EA C2 8F 10 DB 0D 30 10 2E 01 30 20 64 00 D7 
B0: 8D E8 E6 93 A8 84 A7 6A AA 7E A5 11 6C 0F 54 0F 
C0: 59 01 60 20 6F 00 DB 94 28 AF 85 C7 FE AB E9 4A 
D0: 9A AE 11 61 10 E1 10 B4 01 2A 20 5A 00 DB 97 88 
E0: D4 8C E8 49 AB EA 1A D2 96 10 A3 10 71 10 98 01 
F0: 2B 20 64 00 D7 92 59 09 8E 48 B6 A9 EA EA BE A8 
84 10 B4 10 A9 10 66 01 29 20 64 00 D7 02 D1 00 00 01 00 01 00 ... BE A8 
FECDecode OK!

参考までに 同時刻 FCD Pro+ SDR-Radio v2.1 + Dashboard では 24フレームを取得していた。