Quetzal-1をデコード2020/05/16 09:20

gr-quetzal1

Quetzal-1(4k8 GMSK AX.25)をやっとデコードできた。モデムをdirewolf-dev版に変更して,受信を24時間体制として2日かかった。うちの設備だとデコードが時々できる衛星みたい。

受信したパケットはSource/Destionationアドレスが空でビックリ!する。それでもtlm_forwarder.exeはQuetzal-1を特定できており,Mikeさんのテクはスゴいです。

[0.3 05/16/20 03:56] >:(バイナリデータにつき省略)
------
U frame UI: p/f=0, No layer 3 protocol implemented., length = 25
 dest            0 c/r=0 res=3 last=0
 source          0 c/r=0 res=3 last=1
  000:  40 40 40 40 40 40 60 40 40 40 40 40 40 61 03 f0  @@@@@@`@@@@@@a..
  010:  82 8c 4f 52 0c e5 10 51 4a                       ..OR...QJ
------
...
Destination Address "" is empty.
Station address, in position 1, is empty!  This is not a valid AX.25 frame.
Source Address "" is empty.

添付した画像は過去1週間分の受信データをSatNOGSからダウンロードしてgr-quetzal1にて可視化した結果。ダウンロードにaccessTokenを使ったのは初めてかも。

H24で4k8ビーコンを受信するにあたり,9k6ビーコンも受信できるよう設定してみた。gオプションが効くのはChannel 0だけなので,Channel 0に4k8モデム/Channel 1に9k6モデムを設定するのがポイント。下記の通り,2つのモデムが同時に動いている。

% direwolf -t 0 -g -T "%D %H:%M" -d p -qd -c direwolf.conf-96v2 -r 96000 
..
Channel 0: 4800 baud, K9NG/G3RUH, +, 96000 sample rate x 1.
...
Channel 1: 9600 baud, K9NG/G3RUH, +, 96000 sample rate x 2.

連続運転で判ったのは,信号が強めの CAS-4Bがデコードできないこと。謎だ...

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