openSUSE Leap 16.0をインストール #7 - fetchmsttfonts ― 2025/11/12 16:45
Calcで「Courierフォント」が見付からない!ことに気付いた。
調べると以前のバージョンで利用されていたfetchmsttfontsパッケージが、Leap 16の公式リポジトリから削除されていた。 これらのフォントはMicrosoftの著作物で、SUSEが再配布することはライセンス上認められてないのでシカタガナイです。
rpmパッケージを手動でダウンロード→インストール→shellスクリプトを起動して、 フォントキャッシュを更新すればアプリで認識されるようになる。
インストールされたフォントは、Microsoftが1990年代に配布していたフォントで、 現代のレンダリング環境では表示品質が劣る, Unicode対応が限定的という問題があるそうだが、気にしない。 それよりFirefoxで文字が「太く」「くっきり」見える気がする💦。Webサイトで指定するフォントを代替フォントではなくインストールされたオリジナルフォントで表示するようになったから.かも。
openSUSE Leap 16.0をインストール #6 - Cockpit ― 2025/11/04 22:18
Leap16では、システムから「パッケージ更新を知らせる通知」が表示されない。 YaSTオンラインアップデートを実行しようとしたら、アプリケーションメニューに見当たらない! という状況なので、YaSTに代わる新しい管理ツール「Cockpit」を追加導入したら 、「/etc/nsswitch.conf を更新して欲しい」と警告が表示された。
$ sudo zypper install cockpit $ sudo systemctl enable --now cockpit.socket $ sudo journalctl -xe
SUSEでは推奨設定を /usr/etc/nsswitch.conf で提供しているそうで、 Cockpitがユーザー情報を systemd 経由で取得できるように、nsswitch.confを編集してCockpitサービスを再起動すればOK。
$ sudo systemctl restart cockpit.socket
CockpitはWebベースのモダンなインターフェースで、 Webブラウザから http://localhost:9090/ にアクセスする。 機能メニューは、概要/ログ/ストレージ/ネットワーキング/アカウント/サービス/Packages/ソフトウエア更新/端末と、 (YaSTに比べると)できることが少ない印象。
パッケージの最新化は、ユーザIDでログイン→管理者アクセスへの切り替え→パッケージ更新にて実行できたが、 Cockpitにて更新をスケジュール化することはできないみたい。
更新の次は、パッケージ削除を試してみた。 dockerだけ選択してUninstallすると、docker-composerなど関連ソフトも一括削除された。 インストールの概要が事前に確認できるYaSTが懐かしい...
本日の衛星:新🛰️のCEVROSAT1をデコード。ISS PKTで交信。
docker-gnuradio ― 2025/11/01 10:31
Leap 15.xでGNU Radio 3.10をインストールしようとしたら、依存関係がグダグダだったので、回避策として docker版gnuradioを試用し、RTLSDRの動作を確認できた。
docker build時にapt updateに失敗してハマるが、 この情報を読んで、「--network」オプションにて"ホスト側のネットワークを使用"すればビルドできる。
GUI環境とSDRを利用するため、以下のオプション付けてコンテナを起動して、bashから対話的にGRCを実行します。
$ docker run --net=host --env="DISPLAY" --volume="$HOME/.Xauthority:/root/.Xauthority:rw" \ --device /dev/snd -v persistent:/home/gnuradio/persistent --device /dev/dri \ -v /dev/bus/usb/:/dev/bus/usb/ --privileged --group-add=audio --rm -it ubuntu:gnuradio-3.10 bash To run a command as administrator (user "root"), use "sudo <command>". See "man sudo_root" for details. $ sudo gnuradio-companion [sudo] password for gnuradio: ********
という環境が残っているが、Leap 16.0ではsdrリポジトリからGRCをインストールできるようになったので、今後に作業するときのための備忘録として残します。
本日の衛星:RS-44で交信、ArcticSat-1のSSTVを受像、ASRTU-1のSSDV画像は2枚ゲットできた!
openSUSE Leap 16.0をインストール #5 - Snapper ― 2025/10/26 13:11
今更だが/.snapshotsなるフォルダに気付いた。 調べると BtrfsファイルシステムとSnapperツールによって管理される「スナップショットが保存される場所」だそうだ。
以下は副操縦士とやり取りして判ったこと。
- /etc/snapper/configs/rootから、定期スナップショットは無効 (TIMELINE_CREATE="no")、ただしzypp/yastによる更新時にスナップショットが作成されている
- snapper list-configsから、root設定が/に対して有効
- btrfs subvolume list /の出力から、複数のスナップショットが階層的に保存されている
スナップショットについて、snapper listから判ったこと。
- 初期スナップショット:#1は2023年6月(Btrfs切替え時)に作成された
- その後は2025年8月以降に集中して作成されている(その頃はLeap 15.6を使っていた)
スナップショット群と#1は連続性がないので、#1を削除しても問題ないと思ったが、sudo snapper delete 1 を実行すると「スナップショット 1 は現在マウントされているため、削除できません。」とダメだった。 現在のルートファイルシステム自体がこのスナップショットをベースにして起動している状態だそうで、ググるとSnapshot numbered 1 can't be deleted. とも書いてあった。
そもそもスナップショット管理機能が必須ではないと判断して、snapperを止めることにした。結果としてディスク容量も解放された。
- sudo snapper delete-config で構成とスナップショットを削除
- sudo zypper rm snapper でパッケージを削除
openSUSE Leap 16.0をインストール #4 ― 2025/10/22 12:54
Leap 16.0で試行錯誤は続く!
悩んだこと
- rpmコマンド実行時に"SUSEのパッケージ署名に使われるGPG鍵が有効期限切れ"と表示 ⇒ 古い鍵を手動で削除
- systemd-tmpfiles-cleanが/var/tmpを指定日数で自動削除しなくなった ⇒ dry-runするとDuplicate lineと警告あり、/etc/tmpfiles.dの設定ファイル名を/usr/lib/tmpfiles.dの設定ファイル名と同じに変更
- 自作rubyスクリプトでURLがopenできなくなった ⇒ ruby3対応に修正
困っていること
- 新パッケージ管理ソフトMyrlyn(マーリン)に馴染めない
- YaSTからAppArmorのメニューが消えた
良かったこと
- SatDumpは野良ビルド版の利用を止めてsdrリポジトリからインストール仕直したら、volk3対応になりOpenCLが有効だった✌
本日の衛星: BOTANをデコード。
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