openSUSE Leap 16.0をインストール #6 - Cockpit ― 2025/11/04 22:18
Leap16では、システムから「パッケージ更新を知らせる通知」が表示されない。 YaSTオンラインアップデートを実行しようとしたら、アプリケーションメニューに見当たらない! という状況なので、YaSTに代わる新しい管理ツール「Cockpit」を追加導入したら 、「/etc/nsswitch.conf を更新して欲しい」と警告が表示された。
$ sudo zypper install cockpit $ sudo systemctl enable --now cockpit.socket $ sudo journalctl -xe
SUSEでは推奨設定を /usr/etc/nsswitch.conf で提供しているそうで、 Cockpitがユーザー情報を systemd 経由で取得できるように、nsswitch.confを編集してCockpitサービスを再起動すればOK。
$ sudo systemctl restart cockpit.socket
CockpitはWebベースのモダンなインターフェースで、 Webブラウザから http://localhost:9090/ にアクセスする。 機能メニューは、概要/ログ/ストレージ/ネットワーキング/アカウント/サービス/Packages/ソフトウエア更新/端末と、 (YaSTに比べると)できることが少ない印象。
パッケージの最新化は、ユーザIDでログイン→管理者アクセスへの切り替え→パッケージ更新にて実行できたが、 Cockpitにて更新をスケジュール化することはできないみたい。
更新の次は、パッケージ削除を試してみた。 dockerだけ選択してUninstallすると、docker-composerなど関連ソフトも一括削除された。 インストールの概要が事前に確認できるYaSTが懐かしい...
本日の衛星:新🛰️のCEVROSAT1をデコード。ISS PKTで交信。
docker-gnuradio ― 2025/11/01 10:31
Leap 15.xでGNU Radio 3.10をインストールしようとしたら、依存関係がグダグダだったので、回避策として docker版gnuradioを試用し、RTLSDRの動作を確認できた。
docker build時にapt updateに失敗してハマるが、 この情報を読んで、「--network」オプションにて"ホスト側のネットワークを使用"すればビルドできる。
GUI環境とSDRを利用するため、以下のオプション付けてコンテナを起動して、bashから対話的にGRCを実行します。
$ docker run --net=host --env="DISPLAY" --volume="$HOME/.Xauthority:/root/.Xauthority:rw" \ --device /dev/snd -v persistent:/home/gnuradio/persistent --device /dev/dri \ -v /dev/bus/usb/:/dev/bus/usb/ --privileged --group-add=audio --rm -it ubuntu:gnuradio-3.10 bash To run a command as administrator (user "root"), use "sudo <command>". See "man sudo_root" for details. $ sudo gnuradio-companion [sudo] password for gnuradio: ********
という環境が残っているが、Leap 16.0ではsdrリポジトリからGRCをインストールできるようになったので、今後に作業するときのための備忘録として残します。
本日の衛星:RS-44で交信、ArcticSat-1のSSTVを受像、ASRTU-1のSSDV画像は2枚ゲットできた!
openSUSE Leap 16.0をインストール #5 - Snapper ― 2025/10/26 13:11
今更だが/.snapshotsなるフォルダに気付いた。 調べると BtrfsファイルシステムとSnapperツールによって管理される「スナップショットが保存される場所」だそうだ。
以下は副操縦士とやり取りして判ったこと。
- /etc/snapper/configs/rootから、定期スナップショットは無効 (TIMELINE_CREATE="no")、ただしzypp/yastによる更新時にスナップショットが作成されている
- snapper list-configsから、root設定が/に対して有効
- btrfs subvolume list /の出力から、複数のスナップショットが階層的に保存されている
スナップショットについて、snapper listから判ったこと。
- 初期スナップショット:#1は2023年6月(Btrfs切替え時)に作成された
- その後は2025年8月以降に集中して作成されている(その頃はLeap 15.6を使っていた)
スナップショット群と#1は連続性がないので、#1を削除しても問題ないと思ったが、sudo snapper delete 1 を実行すると「スナップショット 1 は現在マウントされているため、削除できません。」とダメだった。 現在のルートファイルシステム自体がこのスナップショットをベースにして起動している状態だそうで、ググるとSnapshot numbered 1 can't be deleted. とも書いてあった。
そもそもスナップショット管理機能が必須ではないと判断して、snapperを止めることにした。結果としてディスク容量も解放された。
- sudo snapper delete-config で構成とスナップショットを削除
- sudo zypper rm snapper でパッケージを削除
openSUSE Leap 16.0をインストール #4 ― 2025/10/22 12:54
Leap 16.0で試行錯誤は続く!
悩んだこと
- rpmコマンド実行時に"SUSEのパッケージ署名に使われるGPG鍵が有効期限切れ"と表示 ⇒ 古い鍵を手動で削除
- systemd-tmpfiles-cleanが/var/tmpを指定日数で自動削除しなくなった ⇒ dry-runするとDuplicate lineと警告あり、/etc/tmpfiles.dの設定ファイル名を/usr/lib/tmpfiles.dの設定ファイル名と同じに変更
- 自作rubyスクリプトでURLがopenできなくなった ⇒ ruby3対応に修正
困っていること
- 新パッケージ管理ソフトMyrlyn(マーリン)に馴染めない
- YaSTからAppArmorのメニューが消えた
良かったこと
- SatDumpは野良ビルド版の利用を止めてsdrリポジトリからインストール仕直したら、volk3対応になりOpenCLが有効だった✌
本日の衛星: BOTANをデコード。
openSUSE Leap 16.0をインストール #3 ― 2025/10/19 10:58
課題は減ってきた...と思う。
- 日本語入力はfcitx5にしないと安定しない。でもfcitx5-mozcのパッケージが無いため、fcitx5-kkcで運用しており変換精度に地味なストレスがたまる。
- logwatchにlogwatch.timerというsystemdタイマーが追加されて、メールが2通届くようになったので、交通整理。
- logwatchがfreshclamの更新を検出できなくなった。原因はfreshclamがconfig-fileで指定したUpdateLogFileにログ出力しないからで、 freshclam.serviceにStandardOutput=append:/var/log/freshclam.logを追加してログ出力させたがログ中の日付が消えて💦 でも大丈夫みたい。
パッケージの整理は一進一退...
- php 8.1にダウングレード(devel:languages:phpリポジトリ)
- gpredictをインストール(hardware:sdrリポジトリ)
- pintaが削除されてた、
お絵描きソフトを捜さなくちゃGimpをインストールした...
本日の衛星: RS-44で交信。UmKA-1のSSTVを受像。
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