SatDumpでDATV受像 ― 2024/10/15 21:57

ISSのHamTV(DATV)送信スケジュールはオープンだが、 SatDump 1.2.0のリリースノートにAdded easy-to-use DVB-S/S2 pipelinesとあったので、試してみた。
送信側は、いつものrpidatv(Pi2B×Raspbian Jessieな環境)で、
電送実績のある"MPEG2のTSファイル"をシンボルレート=250500k, FEC=1/2で送ってみた。
SatDumpではRTLSDRを使ってrpidatvの高調波を聞くが、5倍高調波で同期した。 DVB-S pipelinesの設定はシンボルレートだけ変更している。
SatDumpには動画再生機能がないので、別ソフトが必要。 動作再生ソフトだが、自分はMPlayer 1.5を野良ビルドして使っている。でも、ちょっとハマって、副操縦士に解決を助けてもらった。
- MPlayerをLeap 15.6な環境で再buildしたら、 ./libavcodec/x86/mathops.h:125: Error: operand type mismatch for `shr'なるエラーになりbuildに失敗する。 ⇛パッチ適用で解決。
- MPlayerがTS file format detected. Stream not seekable!を表示して動画再生しない。
⇛「TSファイルのストリーミングには十分なキャッシュが必要」だった。
でも動画再生はキャッシュが20%になってからスタート
だし、再生が途中でストップするとイケてない。MPlayerでTSファイルを再生すると最後まで視聴できるので、ストリーミングに問題があるみたい。
$ mplayer -cache 8192 udp://localhost:8888
openSUSE 15.6をインストール #3 ― 2024/08/31 12:44
Let's Encryptの証明書がもうすぐ期限切れになるとメールが届いた。 調べるとcertbotコマンドが消えており❓になる。
certbotコマンドはsnapでインストールした記憶があり、 SUSE公式によると Snap does not come pre-installed on openSUSE systems.だそうで、 snap⇛certbotをインストールし直しとなる(設定は残っていた)。
証明書を更新して、snapのタイマーが効いていることを確認してお終い。
$ sudo cerbot renew $ sudo certbot certificates $ sudo systemctl list-timers | grep snap.certbot.renew.timer
本日の衛星: AO-73をデコード。
DokuWikiの意図せぬ画像回転に対応 ― 2024/08/12 20:03
DokuWikiに貼った縦長画像が横長に表示されることに気付いた。 ページ作成時には正しく表示された記憶があり、原因不明のまま放置してたが、夏休みなので調べてみた。
DokuWikiのフォーラムで Images are rotated?と Unintended image rotationが見つかり、 原因はJPEG画像にあることが分かり、exif情報を見比べるとOrientationタグが異なることに気付いた。
$ exiftool -Orientation img_0103.jpg ✗な画像 Orientation : Rotate 90 CW $ exiftool -Orientation img_0104.jpg ◎な画像 Orientation : Horizontal (normal)
exif情報の書き換えに悩んだが、下記の手順で更新できて、撮影/意図した通りに表示できるようになった。
$ exiftool "-Orientation=Horizontal(normal)" img_0103.jpg Warning: Can't convert IFD0:Orientation (not in PrintConv) Nothing to do. $ exiftool -Orientation=1 -n img_0103.jpg 1 image files updated $ exiftool -Orientation img_0103.jpg Orientation : Horizontal (normal)
本日の衛星:ISSデジ、RS-44で交信。
CaribouLite #12 ― 2024/07/13 09:31
ラズパイ HATなSDR: Caribouliteが(条件付きで)快調に動くsdr++はsoapy_sourceがDeprecatedとなり、使用しているBullseyeのEoLが近づいたので、環境を再構築してみた。
Bookworm 64bitでinstall.shが完了しないissueは、soapysdr0.8のパッケージをインストールして解決したように見えたが、 depmod -a でsmi_stream_dev.ko.xzがInvalid argument となりCaribouliteを認識せず。 でも、smi_stream_dev.cを修正すれば解決と、OSの延命はできた。
リグコンに対応した別SDR:Gqrxは、SoapyRemote利用だと音が飛ぶので、ローカルで実行してみたらSIGSEGVが発生。 よく調べるとissueに挙がっており、受信不可となり詰んだ。Caribouliteの利用はオシマイ。
本日の衛星: RS-44で交信。
openSUSE 15.6をインストール #2 ― 2024/07/04 09:32
GPUコンピューティングに興味があるが、ローカルにはNVIDIA社のGPUが無いので、OpenCLを試したいと ずっと 思っていたが、 LeapのバージョンアップによりOpenCLが3.0となり、メイン機で使っているIntel N100に やっと 対応した。
まずはOpenCLのインストールから。 ここを参考にして、 リポジトリの追加・パッケージを差し替えたら、 clinfoでデバイス数=1と表示された。
対応アプリはSatDumpを使った。SatDump uses OpenCL for projections だそうで、 SatDump 1.2.1をbuildしたら、 OpenCLデバイスとして「Intel(R) UHD Graphics」が認識されて、 LRPT画像の処理(Observation #9780586)が7.9倍速くなったが、CPUだけで処理しても1.421744秒なので、効果は・全く・体感できないし、 APT画像ではGPUの出番が無かっった 💦
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