Cute-1.7 CW Telemetry 復活2006/04/16 18:10

spectran で捕らえる CW ビーコン

本日 17 時のパスで CW ビーコンを確認しました。復活して良かったです(安心しました)。

この図は predict + gsat で無線機を自動制御しながらモニタした信号を spectran で表示した結果です。制御の時間間隔が長いようで,周波数を一定に保つことが出来ていない!ことが良く解ります。HI

ISS, PCSAT2 の UIデジ 連敗中...2006/04/18 21:24

ISS, PCSAT2 に UIデジ を試みているが,ここ暫く全く通らない。

本日早朝のパスで JA0CAW 局の UI デジを ISS で確認。流石です。

0:TNC-> JA0CAW>CQ,RS0ISS-3*/1:HELLO JA0CAW
0:TNC-> JA0CAW>CQ,RS0ISS-3*/1:HELLO JA0CAW

でもH18.4.18 またまたISS・サテライト によると,OMのところでも通りが悪いらしい。しかも ISS ヘのアップリンク周波数が 145.20MHz に変更になっている!って 謎...

取り敢えず 撤収まで 残り42日 となった PCSAT2 を楽しもう!

rubyで操る軌道計算ソフトと無線機 #52006/04/20 22:44

ここ暫く ISS/PCSAT2 がお休みなので,実験していた。

軌道計算ソフト predict 及び ICOM の無線機とを連携させて,送信周波数固定で衛星通信の運用が可能なスクリプトが完成した。

CQ を出している局を探して,スクリプトを実行。キーダウンすれば自分の信号が返って来るので,即コールできるのだ。

自分の返りを探して上下数kHzをスキャンする必要はもうない!

# 実際には 自分の返りが受信できるように計算結果を 一度 補正しておく必要がある。GUI がないのでこの調整が面倒でした...

なんて素敵な運用スタイル。CQ 誌のオービットカレンダーを見て QRV していた頃には考えられなかった。軌道計算ソフトと無線機の進化に感謝。

今日は JA1TCF と VO-52 で交信することができた。

RCS から Subversion へ移行2006/04/21 22:43

自分は自作ソフトの管理がルーズだ。カスタム版?があちこちに散在して収集がつかなくなってきたので、RCS から subversionを(DAV経由で)利用する方法に切り替えた。

ソフトはrpmからインストール。YaST で APACHE_MODULES に mod_svn を追加。mod_subversion.conf の設定では、Location タグに記載するパス名と実際のリポジトリのパス名とを部分的にも一致しないように設定するのがポイント。svnadmin にて Berkley database ではなく Native filesystem のリポジトリを作成すれば、サーバ側の準備は完了。

クライアントは TortoiseSVN だ。TortoiseSVN の設定→ネットワーク で proxy の設定をすれば、会社の proxy を通り抜けることができる。管理者に勘ぐられないように 通信路を SSL で暗号化しておく。

適当にフォルダ作って、右クリック→SVNチェックアウトを選択。リポジトリを指定してチェックアウトする。

リポジトリは更地なので、hoge/trunk フォルダを作成。hogeフォルダを右クリック→TortoiseSVN→追加、右クリック→コミットしておく。

RCS と文化が違うので、登録する段階から いきなり 悩む。

1) m回コミットしたら、更新していないファイルも、リビジョンmになる?

ヘルプによると「多くのバージョン管理システムと違い、Subversion のリビジョン番号はツリー全体に対してつけられるもので、個々のファイルにつけるものではありません。」そうで、「リポジトリがコミットを受け付けるごとに、ファイルシステムツリーの状態が新しく作成されます。これを リビジョン と呼びます。」とのこと。納得。

2) RCS で愛用していた $Id$ キーワードを、Subversion は自動展開しない!

ヘルプによると以下のようにファイルごとにキーワードを指定する必要がある。ローカルのファイルは置換されるが、リポジトリのファイルは $Id$ のままなのね。

svn propset svn:keywords Id foo.rb

TortoiseSVN での手続きは不明。そのうち慣れるでしょう。

開発者から聞く CUTE-1.7+APD の状況2006/04/23 18:15

東工大の講演

今日は JAMSAT のシンポジウムに参加した。参加者は CubeSat を作る側が JAMSAT 会員より多く,会場内は若い力に溢れていた。

開演前に東工大の此上さんと話した。直接会うのは「CubeSat打ち上げ1周年記念講演会」以来だ。東工大からの情報発信が控えめなので,状況を詳しく知りたいとダイレクトに質問。直接の回答はなかったが,CWテレメトリにゼロが多い ことについて解説してもらった。コントローラから値が返らない箇所はテレメトリがゼロとなるそうだ。例えばステータス。CW ビーコン送信中にも関わらず,テレメトリでは CW 送信機がオフとなっている。

「Cute1.7+APD」のセッションでは,写真の発表者から Cute1.7 の機能の詳しい説明があった。APRS な私には 1-WIRE センサーを使ってるのがツボに入った。Cuteデジピータの簡単なデモもあった(会場内からはリピータの次はトランスポンダ!というコメントが飛んだ)。

これまでの経緯と現状は,最後に説明があった。受信機 -> 通信系コントローラ(H8) -> USBシリアル -> PDA と指令が伝わるのだが,何らかのトラブルで PDA にコマンドが届かないとのこと。(ブロック図のスライドを写真に撮れば良かった。記憶やや不確か。)

状況はかなり悪いようだ。トラブルの原因を コントローラを含めて 3つ挙げていたが,コマンドが届かないので有効な対策はとれないだろう。東工大では今回の反省に基づき 2号機で再チャレンジする とのことで,今後の活躍に期待。自分にできることはビーコンの受信くらいなので,細々と継続する予定。