SatNOGS GS #2 ― 2021/04/03 18:05
amsat_duvをデコードするため,SDRをRTLSDRからPlutoSDRに交換した。wikiによるとサポート機種だが,必要なモジュール:SoapyPlutoSDRが公式SD imageに含まれておらず,必要なライブラリを追加して野良buildした。
$ sudo apt install libsoapysdr-dev libiio-utils libiio-dev libad9361-0
私のPlutoSDRだとPPM値=-5なのでSATNOGS_PPM_ERRORを設定したら,下記エラーが発生してデータを記録しなくなった。原因不明なので,設定せず使っている。
RuntimeError: soapy::source: Channel 0 does not support frequency correction setting satnogsclient.observer.observer - ERROR - No waterfall data file found
結果としてAO-95:amsat_duvのデコードに成功した。何回もトライしてやっと1回成功と打率は(FoxTelem+FCDPPに比べると)少し低めかも。
FSKは BUGSAT-1, CSIM-FD, FALCONSAT-3, MCUBED-2, TIGRISATのデコードに成功している。デコード数は SatNOGS+PlutoSDR: IC-9700+direwolf = 41:39 と(FALCONSAT-3では)ほぼ互角だったので,調子にのってax100なBOBCAT-1を狙うがデコードには至らず。
それかGSをテストのため数時間停止したら,Your SatNOGS station #2107 is offlineなるメールが届いて焦る。
本日の衛星: RS-44, CAS-4Aで交信。
GRBAlpha, SMOG-1, FEES ― 2021/04/07 16:49
GRBAlphaの9k6 AX.25ビーコンが受かった。SatNOGS情報によるとU/Uのデジピータを載せているみたい。
SMOG-1のデコードにJA3FWT局が成功!されました。おめでとうございます。
それと ほぼ同時に飛来する FEES(Flexible Experimental Embedded Satellite) はLoRa信号を0.5Wで送信中だが,デコードには至らず。FSKビーコンも視えない。
ラズパイ用FUNcube satellite telemetry decoder,再び ― 2021/04/11 17:32
FUNcubeを受信するため,Pi2を引っ張りだしたが,デコーダ:FUNcubeLibのdocker buildに失敗・未解決。
pull access denied for fcbuild, repository does not exist or may require 'docker login': denied:
デコーダが入ったSDカードはAMSAT-UKから購入できるが,FUNcubeLibが動くOSイメージ(USBメモリ)が 偶々 残っていたので,Pi4からDockerイメージをエクスポート→Pi2にインポートして実行環境をゲットした。
AO-73の17時のパスを受信して,warehouseにアップロードできることを確認した。
仕上げとして,CUPSなどの不要なサービスを停止しておく。
本日の衛星: XW-2Aで交信。それから5NN45な局はYuri Gagarin Int. Contestの参加局だったみたい。
eSatellite Award ― 2021/04/12 19:52

eQSLで申請できるアワード。異なる{衛星×モード}をカウントして20に到達した。最高は44クレジットのJK2XXK局,流石です。
その他の衛星: SDSatはスリープ・モードから復帰しない状態が4/3日から続いてます。
SatNOGS GS #3 LRPT ― 2021/04/14 18:15
METEOR M2が受像・レポートできるようになった。
標準パッケージのサポート状況は下記の通りで,LRPTモデムは追加インストールが必要だった。
pi@raspberrypi:~ $ ls -1 /usr/bin/*.py /usr/bin/satnogs_afsk1200_ax25.py /usr/bin/satnogs_amsat_fox_duv_decoder.py /usr/bin/satnogs_argos_bpsk_ldr.py /usr/bin/satnogs_bpsk.py /usr/bin/satnogs_cw_decoder.py /usr/bin/satnogs_example_flowgraph.py /usr/bin/satnogs_fm.py /usr/bin/satnogs_fsk.py /usr/bin/satnogs_iq_receiver.py /usr/bin/satnogs_noaa_apt_decoder.py /usr/bin/satnogs_reaktor_hello_world_fsk9600_decoder.py /usr/bin/satnogs_sstv_pd120_demod.py
howtoを読んでsatnogs_lrpt_demod.py, arm版medet をインストールしたが,画像が出力されない。
- https://community.libre.space/t/howto-meteor-m2-weather-satellite-image-decoding/7332
- https://network.satnogs.org/observations/3918480/
satnogs-clientのログを調べると,1パケットも取れてなかった。この設備で受像経験があるので「何で?」って感じ。
Packets: 0 / 3686
検証としてIQフィアルを別処理してみた(oggファイルはLRPT設定してから出力されなくなった。帯域不足なのでシカタガナイ感あり)。IQ録音はsatnogs-setupで設定すれば/tmp/iq.datに出力されるので,GNU Raido+SOXでWAV形式にフォーマット変換してmeteor_demodに喰わせたら,デコードできた!絵になった。受像結果はモデムで差がでるようだ。
Packets: 765 / 4073
- https://wiki.satnogs.org/Understanding_satnogs-flowgraphs#Storing_an_IQ_recording
- https://community.libre.space/t/how-to-open-satnogs-iq-dat-files/3793
その後イロイロと試して,高仰角のパスだと標準設定で受像できる可能性が高いことが判った。ちなみにPi4の処理時間は1枚4分間だった。
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