OpenBCM の AutoBin 転送 ― 2008/04/17 19:43
久しぶりに FWD-NET の話題です。
IW0QNL局 と転送開始したら,バイナリ形式のメッセージ BILDER@DL, WETTER@DL 等が転送されてくるようになった。FWD-IX からは何故か流れてこない。
調べてみると,FBB 相手には [OpenBCM-1.06-AB1FHMR$] を送っているが,OpenBCM 相手には [OpenBCM-1.06-AB1D1FHMRW$] を送っている。SID の(主な)違いは D, これは AutoBin 転送が可能なことを示す。F6FBB もバイナリメッセージを転送可能なハズだが,FBBのソレとは違うらしい。
添付した画像は WETTER@DL のメッセージを http インターフェースから閲覧している様子。
もちろん IW0QNL局 経由で送られてきたメッセージなのだが,ファイルサイズは 61kB で,画素数も 1024x384 画素とデカイ! 見て楽しい 気象レポート だが,EU では、RF 転送して大丈夫なのか? (FWD-IX には流れていません)。
ボチボチと眺めていますが,力作のレポートが多くて!となっています。
Delfi-C3 のテレメトリ,試聴 ― 2008/04/19 17:45
Delfi-C3 の打ち上げが迫ってきた。公式ホームページに 1200bps BPSK AX.25 のテレメトリのサンプルサウンドファイルが公開された。
http://www.delfic3.nl/index.php
WAVファイルを再生して,TNC ではなく,サウンドカードをモデム代わりに使うソフトに食わせてみた。
同サイトで RASCAL という Telemetry decoding software が公開される予定だが,まだ準備中。そこで下記サイトにある Warbler を使用した。画面は RASCAL に良く似ている。
http://home.casema.nl/b.ubbels/Warbler.htm
DLFIC3-0 からのパケットが添付画像のようにデコードできた。テレメトリはバイナリ形式みたい。保存ボタンはないのだが,Warbler のjarファイルのあるディレクトリに warbler.kss なるファイルが出来ていた。
こちら 準備 OK ! だよ。
RASCAL リリース ― 2008/04/24 22:07
Delfi-C3 用のテレメトリ解析ソフト RASCAL がリリースされた。詳しくはこちらに書いたが,テレメトリを自動でアップロードできるのが素敵だ。
http://www.jamsat.or.jp/ml/bb/200804/msg00010.html
先ほど OpenBCM を覗いたら,テレメトリのアップロード方法に関して amsat-bb で Ubbels さんからアナウンスがあった。
でも注目すべきはアップロードではなくコレだ。Furthermore, we will hold a small competition where the radio amateur who has submitted most packets after the three months science mission receives a prize. (Prize details to be announced)
興味深いコンペだ。しかも,188局が参加表明をしている。
早速 私も レポート用のアカウント を申請。コール,GLを記入して指定のアドレスに送ればOKらしい。
PSK テレメトリを TNC で受信... ― 2008/04/27 17:42
Delfi-C3 のテレメトリを TNC でデコードするため,週末に TNC-241 をゴソゴソと いじって いた。
サンプルサウンドを PC で再生,音声信号を PC のスピーカ端子 → TNC-241 の EXT-SP 端子に加えたが,デコードしないし,チューニングランプも点かない。アレ? もちろん TNC は MODE PSK, RADIO 1 に設定してある。
TNC-241 の回路は AF-DEMO2 がベースみたいなので,JP10 をショートして TP10 を周波数カウンタであたるもウンスン。12.8kHz が出力されるハズなのだが,アレ??
どうやら故障らしい。TNC-241 はフラットパッケージの IC が多用されているので,突っ込む元気もない。デコードは RASCAL で出来そうだし。
AFSK は問題がないので,残念...
Delfi-C3 のテレメトリ受信 ― 2008/04/30 12:36
Delfi-C3 からのテレメトリをやっと受信することができた。昨日まではアッテネータが入ったままだった... X-{
10時 のパスは最大仰角 30度。145.93MHz で 懐かしい BPSK の信号が聞こえてきた。信号は 確かに SCIENCE モードだったが 弱かった...
軌道要素が分からないので,手動でチューニング。 Spectran を見ながら ピークが 1600Hz に合うように調整した(つもり)だが,RASCAL は sync すらしない。(オーディオ信号を2分配して,1つは RASCAL@PC1,もう1つは Spectran@PC2 に食わせている。)
添付画像は通過後の反省会の様子。信号は-・・・のタイミングで送られてくる。画像を見ると 1600Hz ±200Hz に入っていると思うのだが,sync しない。デコードするには,もう少し SNR が必要みたい。下記 サンプルサウンドと比べたら不足が分かった...
http://www.g6lvb.com/images/ao-16-70-2-8k-2.wav
BTW
「Cute-1.7と一緒に宇宙に行こう!!」キャンペーンに応募しました。私の写真が いま 宇宙を周回しているわけで,CUTE-1.7 II も 微力ですが 応援しています。#24 と #30 では OBJECT-J の軌道要素を使って AX.25 AFSK をモニタ,合計10パケットをデコードすることができました。(SCE2 で取ったログは管制局に報告済みです。)
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