Airspyの新ドライバ2023/08/12 08:18

astさんがSDR:Airspyのドライバを更新したので、試してみた。

Gainモードの指定方法が変更になっているので注意が必要。従来設定だと、satnogs-clientでRuntimeError: soapy::source: Unsupported setting SENS for channel 0が発生して気づいた。

$ SoapySDRUtil --probe="driver=airspy"

    * Gain Mode - 0 = linearity, 1 = sensitivity, 2 = manual
      [key=gainmode, default=0, type=int]
          ↓
     * Gain Mode - linearity | sensitivity | manual
       [key=gains, default=linearity, type=string]

本日の衛星: FO-99, RS-44, ISS/PKTで交信。

SDR++のrigctl_server2023/08/05 16:01

SDR++とRigctl Server

SDR++ v1.1.0で アマチュア衛星を受信する際に、miscモジュールの「Rigctl Server」を利用すると、軌道計算ソフト:gpredictなどから周波数制御できるようになる。 添付ファイルは、LEDSATのビーコンを受信周波数を固定してモニタしている様子。ただしrigctlサーバにはlocalhostしか指定できないようだ。

このとき Pi2のSDR++サーバに、Win10のSDR++からリモート接続している。 Pi2ではSDR:Caribouliteを接続しており、音声再生は、クライアント側でSDR++ ServerのSample typeを「Int8」にすると安定:途切れなくなる。 ちなみに、Pi2のCPU負荷は、sdrppが約70%,smi-readerが約20%〜だった。

蛇足になるが、Caribouliteは couldn't open smi driver file '/dev/smi' (Cannot allocate memory) なるエラーがたまに発生する。再起動すれば解消するので、深堀せず。再起動時には smi_stream_dev.ko のinsmodが必要だが、気にしない。

本日の衛星: RS-44で交信。

CaribouLite #62023/07/30 09:32

CaribouLite & sdrpp

satnogs-client & SDR:Caribouliteで受信信号がカスカスになる件、最新ドライバでも解消せず。

Caribouliteの動作報告はSDR++の事例が多いので、64bit OSで環境構築したら、satnogs-clientでも使っているSoapySDRのドライバでサクッと動いた。添付画像はFM放送を受信中のスクショだが、アマチュアバンド:2mでもQSOがモニタできた(バッドノウハウだが、sample rateとbandwidthを2MHzに設定して、Invert IQにチェックが必要)。

SDR++とCaribouliteとの通信に問題なし。SDR++を繰り返し起動したがCaribouliteを認識するし、受信中にTimeoutの発生なし。Timeoutは受信停止時に発生するが、受信再開できるのでトラブルでは無さゲ。

caribou_smi_read -> Timeout
[INFO] Leaving Reader Thread
[INFO] SoapyModule 'SoapySDR Source': Stop!
[INFO] Exiting successfully

本日の衛星: RS-44, LEDSATで交信。

openSUSE 15.5をインストール2023/07/09 13:44

暑くなってきたので、Linuxサーバの省エネ化としてN100なマシン(Beelink EQ12)を¥32,980円で購入した。

結果としてクリーンインストールとなり、Wiki他の引っ越しに日数がかかった。それから、この際なのでライブラリやソフトの断捨離もした。

N100の性能は悪くない。BogoMIPS値は6385.08⇛1612.80と大幅に下がったが、普段使い(GqrxやQSSTVの利用)にはストレスは感じない。その処理をPi4で実行するとイラッとするので、良い買い物だったと思う。

筐体は熱くなる。CPU温度は定常的に50℃近傍で、センサービューワーはほぼ赤い。高負荷(volk_profileの実行)時でも66℃と冷却能力はありそうなのだが冷えない。

CaribouLite #52023/06/10 20:43

SDR: CaribouLiteのドライバが今週も更新!されたので,最新版を試してみた。install時のログ(抜粋)は下記の通りで,UDEV対応などの大きな改修があったようだ。config.txtを修正したら,sudo問題はRaspberry Pi OS Lite(64bit版)では解消した。

Installation started...

[  1  ] Updating kernel headers and needed software

[  2  ] Compiling module

[  3  ] Installing into '/lib/modules/6.1.21-v8+/kernel/drivers/char/broadcom'

[  4  ] Updating 'depmod'

[  5  ] Blacklisting original bcm2835_smi_dev module

[  6  ] Adding systemd configuration

[  7  ] Adding modprobe configuration 6, 2, 3

[  8  ] Adding UDEV rules

[  6  ] Environmental Settings...
1. SPI configuration...  OK :)
2. ARM I2C Configuration...  OK :)
3. I2C-VC Configuration...  OK :)
4. SPI1-3CS Configuration...  Warning
To communicate with CaribouLite Modem, FPGA, etc, SPI1 (AUX) with 3CS needs to be to be enabled
Please add the following to the /boot/config.txt file: 'dtoverlay=spi1-3cs'

[  7  ] Installation errors occured.

Raspbian SatNOGS Image(32bit版)ではSoapySDRUtilが couldn't open smi driver file で失敗するので,バニラRaspberry Pi OSに自分的な本命アプリsatnogs-clientをインストールして,ユーザ:satnogsをi2c,spi,gpio,kmemグループに追加したら,SoapySDRのCaribouliteドライバで連続観測できるようになった。

しかし,信号の強いNOAAを受信してもウォータフォールがカスカスで?!だ。ログを見ると観測開始時点のSMI reading operation failed が解消しており,もうちょっとかも。

本日の衛星: RS-44で交信。