中継経由自動切替/送信間隔自動延長を aprstracker で試す2008/03/26 21:11

TinyTrak3 に搭載した aprstracker だが,SmartBeacon と GPS(Garmin Legend)の相性に問題があるかもしれないので,SmartBeacon をオフにしたら,ビーコンが出るようになった。

Fm JH4XSY-9 To APERXQ Via RELAY,WIDE2-2 <UI pid=F0 Len=27 >
!3550.66N/13948.10E[043/000

ビーコンは、テキスト形式だ。また $GPRMC をデコードしているからだろう,標準設定では コースとスピードの情報が付加される。Tracker としては珍しい。

注)ビーコン間隔は 秒ではなく 分で 指定すること!

しかし,挙動がおかしい。デジパスが下記のように 毎回 変わるし,ビーコン間隔を2分に設定したのに,ビーコンが4分或いは8分後に出る。

Fm JH4XSY-9 To APERXQ (ダイレクト)
 ↓
Fm JH4XSY-9 To APERXQ Via RELAY
 ↓
Fm JH4XSY-9 To APERXQ Via RELAY,WIDE2-1
 ↓
Fm JH4XSY-9 To APERXQ Via RELAY,WIDE2-2
 ↓
1行目に戻る

設定項目にあった PROPORTIONAL PATHING でググってみると、Bob さんのページがヒット。

http://eng.usna.navy.mil/~bruninga/aprs/ProportionalPathing.txt

更にググると、D710 のマニュアルがヒット。キーワードは「中継経由自動切替」と「送信間隔自動延長」だ。ザックリ書くと こんな 内容だ。(詳しくは Kenwood のサイトから D710 のマニュアルをダウンロードして読むと良い)

  • 中継経由自動切替
    • パケットを 近所には 沢山,遠方には 少しだけ 送る仕組み。QRM を局所に押さえ込むことが可能となるハズ。
  • 送信間隔自動延長
    • 位置情報が変化しないときは,ビーコン間隔を自動で 2→4→8→16→32 分と 最大で32分まで 長くする仕組み。止まっていれば 一定間隔でビーコンを出す局に比べて QRM が少なくなるハズ。

というノリで,MIC-E に対応するより,面白い。Bobさんのページにも Future TRACKERS and mobiles should include PROPORTIONAL PATHING and Decayed Beaconing. と書いてあるしね。(Opentrak+, TinyTrak4 は未対応のようだ)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://jh4xsy.asablo.jp/blog/2008/03/26/2850477/tb